天かすとあぶらかす(この記事のメインは天かすw)

鉄板焼きを提供したときに返ってくる質問に、

「あぶらかすって、うどんとかそばに入ってる、汁を吸ってふわふわになるやつじゃないんですか?」

とよく聞かれます。

そうそう、ふわふわになる・・・ってそれは『天かす』ですっ!

ぜんぜん!全然!まったく違います!!w

似ているのは色だけ。成り立ちはおろか、材料、作り方、すべて全く別物です。

あ、”かす”という名の由来だけ一緒なの、かも?

天かす→由来:天ぷらの揚げかす(諸説はあるのかもしれませんw)

あぶらかす(脂かす)→由来:動物の内臓を炊きこんで脂を取り出したあとのかす(これも諸説はあるのかもしれませんが、自分の見聞きした経験からの話なだけですw)
あぶらかすが気になる人はこちらをご覧ください

天かすはたまにスーパーの総菜コーナーに揚げたて的なのが置いてったりしますね。

あとはうどんコーナーに置いてあることも。別名『揚げ玉』ですね。

ただ、企業努力によって、または駄菓子の残りかすが独立した結果w、えびやイカの風味が入れてあったり、形や色味を統一してあったり意図的に作られた”揚げられたカリカリ玉”が天かすとして売られています。

この天かすのセレクトもお好み焼き屋&たこ焼き屋業界としてはどれをセレクトするか悩ましいところ。

干しエビを入れているお好み焼き屋でさらにエビ入りの天かすを使う、とか、むしろプレーンな風味のない天かすを使って食感だけを加えるとか。
足し算、引き算。だからお好み焼きは奥深い。と言いたいw

天かすにあまりにキャラクターが付いていると、今度はメインが食われかねないですしね。

うちでは、元々の母親の作るお好み焼きは安さを優先にプレーンな天かすが使われていました。

自分は、と言うと、駄菓子の”イカフライ”の旨味が忘れられずw

イカフライの会社が出している天かすに傾倒気味です。

ただ、そこは自分の舌を信じて足し算引き算。

最終的にプレーンに戻っているかもしれませんが、未だ試行錯誤中。

ただ。ブランドだけに頼った無駄に高い食材は使わない!ということだけはお伝えしておきますっ!!

(かと言ってわざわざ一から作ってはいられないけれどもw)

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